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PADI最高位インストラクター、コースディレクターが主催する安全で安心の講習

泳ぐダイバー
泳ぐダイバー

命を預かる責任の重さ

皆さんはご自分の命に関わる様な重大な病気に罹ったらどうしますか?

とにかくネットで安い病院を探すでしょうか?

いいえ、経験豊富で実績のある、いわゆる名医を探すのではないでしょうか。

しかし中々簡単に名医は見つかりません。

名札に「名医」と書いてあったら良いのにそう言う訳にも行かないのが現実です

ダイビング講習も命が掛かっているのは同じ

病院

ご存知でしたか?ダイビングの事故のほとんどが最初の講習中に起こっている事を。

ダイビングの講習も命が掛かっていると謂う点では重病と全く同じなのです。

安さやキャンペーンなどに踊らされずしっかりと名医を見定める必要があるのです

インストラクターはある所を見れば経験豊富かどうか分かる?!

名札

お医者さんは名札に「名医」とは書いてくれませんが

ダイビングインストラクターには経験豊富かどうかすぐに分かる裏技があるのです。

「貴方は経験豊富なインストラクターですか?」なんて聞くと角が立ちますが
なんと相手に知られずにそれもハッキリと分かってしまう方法があるのです。

それは・・・

「インストラクターカードを見せて貰うだけ」!! なんとシンプルで分かりやすい技だ!

詳しく解説しましょう

インストラクターには世界でたったひとつのマイナンバーが与えられている

マイナンバーカード

一般のアマチュアダイバーのCカードの番号はOWD→AOW→REDと上級講習を受ける度に変わって行きますが、我々プロダイバーのナンバーは一生変わりません。私が死んでも私の番号は永久欠番となり、他の誰かが使う事はないのです。

私の場合は807040番です。最初の8は日本で登録したインストラクターを意味し(アメリカは1)次の5桁は日本で7040番目にプロになった事を示します。つまりこの数字が少なければ少ないほど古いインストラクターだと言う事が分かります。

これはこれで一つの指標とはなるのですが、番号が古い=経験豊富、とは直結しないのが事実です。

つまり、むか~し昔にプロになったけど、その後全然活動していない人も居ると言う事です。

ではどこを見れば良いのか?

大事なのは番号の後に続く「記号」

名札

番号でどのくらい前にプロになったか当たりをつけたら絶対確認して欲しいのはその後の「記号」です。

私の場合は「807040-CD」となっています。

この「CD」は「コースディレクター」と言うインストラクターのランクを意味します

え?インストラクターにはランクがあるの?

チャンピオンボード

一般的に「インストラクター」=「経験豊富な凄い人」と思われている様ですが、実はそうでもありません。理由は先述した通り「取った後全然活動してない人」も居るからです

アマチュアダイバーの方でさえOWD→AOWとステップアップするのに、インストラクターともあろうものが自身のアップデートを怠っている様ではとても人様の命を預かって海に潜る事は出来ません

ですからPADIではインストラクターになった後も自分のスキルアップを常にして行く様に奨励していますし、事実そのための各種トレーニングも提供されています。

プロダイバーのランクには以下の種類があります

ダイブマスター(DM)

過去40回以上の潜水の経験があり、インストラクター指導の下、ダイブマスターコースを終了した者に与えら得る称号でファンダイビングのお客様のガイドの仕事をする事が出来ます。講習は出来ません。番号の後ろの記号は「DM」です

アシスタントインストラクター(AI)

過去60回以上の潜水の経験があり、コースディレクター等が主催するインストラクター開発コース(IDC)の最初の部分(4日間)を受講した者に与えられるランクでインストラクターの監督のもと学科講習や水面での講習が出来ます。単独で講習は出来ません。番号の後ろの記号は「AI」です。

オープンウォータースクーバインストラクター(OWSI)

過去100回以上の潜水の経験があり、コースディレクターが主催するインストラクター開発コース(IDC)7日間を卒業し、インストラクター試験(インストラクターエグザミネーション、略してIE)に受かったらまずこの称号を与えられダイビングインストラクターとして活動する事が許されます。一番初心者インストラクターと言えるでしょう。番号の後ろの記号は「OW」です。

マスタースクーバダイバートレーナー(MSDT)

OWSIとして活躍して25人以上のダイバーを認定し、かつ5種類以上のスペシャルティインストラクター(SPI)資格を取得すると与えられるランクで中級インストラクターと言えます。番号の後ろの記号は「MD」です。

IDCスタッフインストラクター(ID)

コースディレクターが主催するIDCスタッフインストラクターコースを受講し卒業した者に与えられるランクでコースディレクターの監督下でIDCの一部を開催する事が出来たり単独でアシスタントインストラクターコースを開催する事が出来る様になります。番号の後ろの記号は「ID」です。

マスターインストラクター(MI)

インストラクターとして2年以上の経験を持ち、心肺蘇生(EFR)のインストラクター資格を持ち、これまでに最低10名以上のEFR認定をし、且つこれまでに最低150人以上のダイバーを認定してきた者に与えられる称号で番号の後ろの記号は「MI」です。ここまでくれば上級インストラクターを名乗る事が出来るでしょう。多くのMIがコースディレクターになるべく本部の推薦を受けようと切磋琢磨していますが日本からの推薦枠は1年に数人しか認められず順番待ちの列が出来ている状態です。

コースディレクター(CD)

ここまで説明して来た全ての資格を持ち、PADI本部からの推薦を受けた全世界からの200名のMIのうち70名だけが選別され年2回だけマレーシアとオーストラリアで開催されるコースディレクタートレーニングコースに合格したものだけに与えられる称号で、その数は世界中のプロダイバーの1%にも足りません。PADIの全講習を開催できる上、アマチュアダイバーだけでなくプロのインストラクターを教える資格を持つ唯一のランク。番号の後ろの記号は「CD」です


貴方がもしダイビング講習を受講するお店を探しているなら担当するインストラクターのカードを見せて貰ってそれとなく番号に続く記号を見て下さい。ご自分の命を預ける事になる相手のレベルを前もって確かめる事は当たり前の事ですし当然の権利なのです。

実際ライセンスを取った後、ファンダイビングに行くとガイドを担当するインストラクターは受付の時に貴方のライセンスカードや潜水記録帳を確認します。それにより貴方のレベルがどれ位なのか予め確かめている訳です。それなのに実際命を預ける方のお客様からは「貴方のインストラクターカードを確認させて下さい」と言う申し出はありません。これは日本人特有の消極さかも知れませんが事実私も一度もそう言うリクエストを受けた事はありません

これはつい何年か前に宮古島で実際起こった事故の話なのですが、その店では繁忙期に人手が足りなくてプロダイバーの資格を持っていないバイト君にお客様のガイドをさせていたのです。当然素人に現場を任せている訳ですから起こるべくして事故は起こり、不幸な事に死人まで出てしまいました。死亡事故が起こった事により警察の捜査が入り素人にガイドさせていた事が明るみに出たのです。もしこれが死亡事故でなければ未だにその店は同じ事を続けていたかも知れません。ダイビング事故は多分にプライベートなものなのでなかなか世間には公表されませんし内容が詳しく知らされる事もありませんからその店がその後どうなったかは私も知りません。もしかしたらもう営業を再開させているかも知れません。

ご自身の身の安全の保証の為にも命を預ける相手の資格やレベルは必ず事前に確認をされる事をお勧めします。

全てのインストラクターの規範となるべき象徴「コースディレクター」

全プロダイバーの1%にも満たないPADI最高峰のインストラクター称号、それがコースディレクターです。この世に存在する人類が皆全て女性から生まれるのと同じで、この世の全てのインストラクターはコースディレクターから生まれるのです。ですから業界に与えるその影響力の大きさは計り知れません。私達ディレクターがIDCで教えたものが何百人と言うインストラクターに影響を与え、そのインストラクター達に習う何万人と言うダイバーがその影響を受けるのです。

ですからその道のりは余りにも遠い。
アマチュア時代から遡れば、PSD→OWD→AOW→SPD→RED→MSD→DM→AI→
OWSI→MSDT→IDSI→MI→CD、となんと13段もの階段を上らなければ辿り着けません。

コースディレクターに求められるのは自分の店の事だけではなく業界全体の未来も視野にいれたグローバルな立ち位置なのです。

コースディレクターが主催する唯一無二の講習

水中自撮り
水中自撮り

自分もコースディレクターになる過程で本当にありとあらゆる経験をしたと思います。

これは昨日今日IEに合格した新米インストラクターには絶対理解出来ない重さのものであり私の財産でありお客様にお返ししていかねばならないダイビング業界の恩の様なものです。

一つひとつの講習を、一人ひとりのお客様を、コースディレクターが全力で教え少人数制で講習する。それがダイビングスクール I-FISH自慢の高品質ダイビング講習なのです。

一人でも多くのお客様に本物のダイビング講習をお届けしたい。一人でも多くのお客様の笑顔を見たい。自分がコースディレクターになったあの日から20年以上経った今も変わらない思いです。

ぜひ私達と一緒にダイビングの世界に飛び込みましょう。貴方と世界中の海を一緒に潜れる日を夢見ております。

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