新商品展示会 Part Ⅱ

ホーム
ブログ
ダイビング器材
新商品展示会　Part Ⅱ

2022Nov14
ダイビング器材

新商品展示会　Part Ⅱ

⇧ 更新通知をONにして頂くとブログが更新された時に通知が届きますので何時でも最新情報がチェック出来る様になります（通知は何時でもOFFに戻す事が出来ます）

ども！ICHIROです。

先日の新商品展示会の続きです

本当に色々な物が展示されていました。

奥の方に写っているのはタンクの圧力計です。タンクの空気も充填してから時間が経つとバルブの隙間から少しずつ漏れて減ってしまってたりする事もありますので、お客様にお出しする前にチェックするのに使います。

手前真ん中の銀色のものはエアノズルです。BCやドライの中圧ホースに繋げてエアを勢いよく噴射する事が出来ます。海から上がってカメラの水滴を吹き飛ばしたり、エアの勢いで髪の毛を乾かしたり色々と用途があります。

私達インストラクターは講習に使うフロートの空気が減って来たりした時にも使います。通常講習用フロートはタイヤチューブが中に入っているのですが、減って来たのに気づくのは大抵水面で講習している時ですのでいちいち陸に戻って空気入れなんて持って来てる暇はありません。その時これがあれば自分の中圧ホースから直接空気を入れる事が出来ますのでホントに助かります。

そして手前右側に写っているものが今回特にご紹介したい逸品です

アップにして見ました。左の黒いのはゴム製のエアノズル。右側に写ってる金属製の4つは中圧分岐パーツと直径変換パーツに自動車のタイヤに空気を入れる為のヘッドパーツです。問題なのは真ん中の2つ。両方とも同じものですが左側のには笛がついています。

ホイッスルがついている事から何らかの非常事態に使うもの？と想像はつきますがその上の部分は？

実はコレ、残圧の少ないバディに自分のエアを水中で分けてあげる事の出来る中圧ホースジョイントなのです！

ちょっと文章での説明では分かりにくいと思いますので下の写真を見て下さい。

これ一般的な中圧ホースです。仮に左がお客様の、右が私のとします。ここからは水中だと思って次の話を想像しながら読んでみて下さい。

ダイビング開始後20分くらいした頃に水中で残圧をお伺いした所、お客様の返事は残圧60でした！普通のダイビングは1本40分くらい潜るのですから時間的に丁度半ば頃。道程的にも一番遠い辺りかも知れません。このシチュエーション、イントラだったら文字読んでるだけでも冷や汗タラ～…ですよね。ここまで20分のダイビングで140消費している人が残り20分を残50で船までたどり着き安全停止3分こなして無事浮上出来ない事は想像に難くないです。自分の残圧を見たらまだ150も残っています（これ冗談じゃ無く初心者のお客様でエアの早い人だと普通にあるあるシチュエーションなのです）さて、この時イントラはどう考えるか？

1.　もう行ける所まで帰ってエアが残り少なくなったらギブアップして浮上して水面移動するか？・・・最悪これしか無いでしょうが、まず安全停止は諦めなければならない。そして水面が荒れていたらこれは使えない。荒れて無くても船まで遠かったらまずお客様の体力は持たない＝延々とダイバー曳航する羽目になる（マンツーマンだったら良いけど他にもお客様がいたら全員を曳航するのはとても無理）

2.　自分のオクトを咥えて貰って船まで一緒にオクト移動する？・・・20分で140消費するほどの初心者に可能か？ひょっとしてレギュの咥え替えをするタイミングでパニくったらもう最悪の事態を招きかねません（おー怖っ！書いてて手に汗握ってきちゃった💦）

こんな時皆さんならどう思いますか？「あ～、自分のエアを半分あげれたら・・・」そう思いますよね！

そうなんです。その時にコレを持ってたら・・・