IE合格写真

2020春インストラクターコース開催

インストラクターライセンンスカード

インストラクターコース(IDC)

インストラクターコースは業界用語でIDCと呼びます。IDCとはInstructor development course の略で日本語にすると「インストラクター開発コース」となります。すでにダイブマスターと言うプロ資格を持った候補生をインストラクターレベルまで能力開発をするコースと言う意味合いになります

昔はITC( インストラクタートレーニングコース)と呼んでいましたが「トレーニング(訓練)ではなく候補生の持てる能力を開発し引き上げる為の開発コースであるべきだ」と言うPADIの理念から名称自体をIDCと変え、内容も大きな変革と紆余曲折を経て現在のIDCになりました

私も20年以上インストラクター候補生を教える仕事をして来ましたが去年、デジタル教材を使ってクラウドで自由に学べるプラットフォームが整った事によりまた大きな改革がありました。そして今回最新バージョンのIDCを開催する事になり全ての講習を一から見直し、プレゼンテーションの練習もし、資料も作り直してコース開催しましたので自分自身にとっても非常に思い出深いコースとなりました

まずは学科講習からスタート

勿論海でも講習はあります。前日まで海が荒れていたので初日は透明度が酷く悪く、どうなる事かと思いましたが日を追うごとに海況は回復して行き、最終日はビーチでも透明度10mオーバーまで見える様になりました

海洋実習の時も海に入っていない時は講義が続きます。通常のダイバー講習と違いIDCは伝える事が多すぎて授業コマ数もかなりのボリュームです。候補生も自分が働くダイビング業界の事に興味津々ですので講義するこちらもついつい熱が入り過ぎて脱線して話がどんどん深みにはまって言って時間オーバーなんて事もありました笑

試験当日の様子

IDCが終わると候補生はPADI本部主催のIE(インストラクターエグザミネーション)と呼ばれる試験を受けて合格した者だけがインストラクターになる事が出来ます

試験初日は風が強く海も少々波がありましたが2日目は波も収まり日も差して最高のコンディションに恵まれました

試験科目も全てを終え全員晴れ晴れしい笑顔が戻って来ました。やるべき事は全部やって出し尽くしたって感じですね。あとは合格発表を待つだけです

候補生はストレスが無くなりリラックスした表情に戻りましたが教えたコースディレクターとしましてはここからが一番胃が痛くなる発表の時間です笑

満面の笑顔

結果は全員無事合格!こちらも肩の荷が下りて一安心しました。ふう~≡3

合格祝いのBBQ

夜は合格祝いでみんなでBBQで盛り上がりました。本人達も嬉しいでしょうけれど帰りを待っていた応援団のスタッフも笑顔に戻った瞬間です。

通常のダイバー講習と違ってIDCはIEと言う試験があるので教える側も教わる側もストレスは半端ないのですが、逆に試験に受かった時の喜びを分かち合えるという点では他のどのコースでも味わえない幸せがありますね。コースディレクターと言う仕事を続けてきて本当に良かったと思える瞬間です

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