GW前半は串本へのファンダイビングツアーでした。
・・・が、
透明度はあいにくの春濁り。。。3~6mくらいでした。
陸上の植物は夏に茂りますが水中の植物である海草は水温が低い冬に茂ります。
そして冬中に茂った海草(特にホンダワラなど)は春に種をつけてその茎を切り離します。
切り離された海草は海を漂い種を違う場所まで運び、最後は溶けて無くなってしまいます。
その海草が溶けて海にビタミン、ミネラルがたっぷりと含まれた栄養の多い海水を利用して様々な生物の稚魚が恩恵を被り成長していくのですが、残念ながらその栄養たっぷりになった海水は濁ってしまいます。
これが春濁りのメカニズムです。透明度は悪くなりますがその分、夏の生物は増えますのでここは我慢するほかありません。
こう言う時は視線をもっと近くのマクロ生物に向けて小さな生き物との出会いを楽しむダイビングに気持ちを切り替えましょう。
岩の割れ目にはほらニセアカホシカクレエビがウツボをクリーニング中です。
クリーニングされていたのはいつも「目が点」なサビウツボです。何か頭をケガしていました。
海のピカチューことウデフリツノザヤウミウシ。
ダイバーの間ではもうピカチューウミウシの方が通りが良くなっています。
うっすらピンク色が美しいサクラミノウミウシ。
ミアミラウミウシのグリーンvir。
これは??ウミウシ。私の持っている図鑑では判別できませんでした。
現地BRDの道井くんから「ニシドマリハナガサウミウシ」との情報を頂きました。
クリクリお目々が可愛いジョーフィッシュ。
穴の中に住んでいて時々こうして顔を出します。
イロカエルアンコウの子供。体調は1cmほどのおチビさんでした。超カワイイ。
こちらはもうかなり大きくヒネてしまったイロカエルアンコウ。体長は約8cm。
子供のうちがカワイイのは人も魚も変わりませんね。
と、透明度が悪くても目を近くして潜れば新たな出会いがいっぱいの楽しいダイビングでした。
参加いていただいた皆様お疲れ様でした。
さて後半戦は講習です。頑張ります!
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