古座&串本 ファンダイビングツアー

古座と串本にファンダイビングツアーに行って来ました。

西からの風が強かったので今回の初日は東側に回り込んで古座に潜りに行って来ました。西側の串本は結構な波が立っていましたが古座はご覧の様にそれほどでもありません。沖の方の船が水面より浮かんで見えます。これは「浮島現象」と呼ばれる蜃気楼の一種で冬の海の朝に良く見られる現象です。

水中は若干白っぽかったですがまずまずのコンディションです。

これが有名なブラックトンネルです。穴の上部で32mくらい。下まで降りると42mくらいもある深い上級者向けのポイントです。この時もくぐりましたが下までは降りませんでしたし減圧が出そうだったので写真も撮らずじまいでした。

トンネル出口です。

穴の上はキンギョハナダイが群れていました。

穴の上に居たオニカサゴ。

このツアーの数日前にカメラセミナーをやりましたので皆さん撮影にも熱が入ります。

安全停止中。水面近くは少し流れがありました。

2本目は少し岸に近い所に潜りましたので少々透明度が落ちますがここはマクロ系の生物が豊富で被写体に事欠かない所です。

このクダヤギと言う生えものの中をよ~く探していくと・・・

居ました!これがお目当ての「クダヤギクモエビ」です。串本にも居ない事はないのですが外洋の遠いポイントまで行かないと見かけません。古座では港からすぐのポイントで撮れるのでお得感があります。

フリソデエビも居ました。他のチームのダイバーもいっぱい居ましたのでブログ用に証拠写真だけ一枚撮っておきました。

古座のスタッフの人が何かをペン先で指して教えてくれたのですがとても小さくて肉眼では分かりませんでした。写真に撮って拡大して見てやっとわかる大きさ。。。(よくこんなの見つけれるなぁ!)

横からならまだなんとか分かりますね。タツノオトシゴのミニミニです。

拡大図。ミニミニと書きましたがこの子はハチジョウタツ(別名ジャパニーズピグミーシーホース)と言い、これ以上は大きくなりません。しかし良く見つけられるものだと感心してしまいます。肉眼では完全にゴミですよゴミ。。。


最後はネンブツダイの群れに巻かれてフィニッシュです。

夕方には風も弱まりました。明日はホームゲレンデの串本に潜れそうです。

明けて翌日の串本です。波が立ったせいか透明度はあまり良くはありませんでした。(良くないと言っても10~11mくらいは見えているのが串本の良い所。他の海で「透明度良くないです」と言われて潜ったら2~3mしか見えない酷い濁りだったりしますから)

海の中で海草や葉っぱに擬態しているハダカハオコゼです。どこに居るが分かりますか?

こいつです。こんな顔してます。

撮影に対する本気度が伝わって来ます。

今回は白いクマドリカエルアンコウに2匹出会えました。

何だか口をパクパクしてたのであくびするかな?と思って暫く狙ってたら・・・

ばっちり大あくびシーンを撮影出来ました。

ほぼ同じ大きさの2匹目。兄弟かな?こちらはガヤの陰の撮りにくい場所にいました。

泳いでいると何やら前方から巨大な魚がやって来ました。

近づいて見るとなんと1mを超すロウニンアジでした!長年串本で潜っていますがロウニンアジに会ったのは初めてです。いやぁ~こんな水温(20℃)の所にも居るもんですね!

アンカーロープ下の可愛いジョーフィッシュを見てフィニッシュです。

上がって来ると上の方は透明度がかなり回復していました。

2本目は黒クマがいるポイントへ潜りましたが今回は発見できず。残念。。。かなり小さな個体なのでちょっと何かの陰に隠れられるとどうしても見えない死角とかに入ってしまうのでしょうね。(後日また見つかっていますのでまだ居るのは確かなのですが・・・)

その代わりアンカー下の鎖にこんな綺麗なオオモンカエルアンコウが見つかりました。

同じ暗がりにはミナミハコフグの幼魚が。中々撮りにくい場所なので撮影者泣かせなヤツですが。

ホタテツノハゼもまだ居ます。「まだ居ます」と言うよりもうレギュラー化しています。本当は珍しいハゼなんだけどずっと居るので有難みが薄れて来てる様な・・・。いやいやそんな事言ってはいけません。居なくなったら大変です。皆様、これは珍しいハゼなんですよ!有難く撮影させて頂きましょう!

最後は白い水玉模様が可愛いイソギンチャクモエビさんを見てエキジットです。

最初は北風を心配していましたが蓋を開けてみれば二日間とも海況の良い素晴らしいダイビング日和に恵まれまれラッキーなツアーとなりました。ご参加いただいた皆様おつかれ様でした。皆様の写真が本当に凄く上達していて驚きました。また次回も熱く撮りましょう!

  1. キャンドルテールゴビー

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