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ダイビングを楽しむ上でぜひ持っておいて欲しい物の一つに水中ライト(ダイビングライト)があります。今回は誰でも手軽に使えて非常に堅牢でコンパクトしかも安い!と言う逸品をご紹介したいと思います。(私もダイビングガイドライトとして日々愛用しているお墨付きです)
まずは Wurkkos WK20S です。
去年それまで使っていたガイドライトが調子が悪くなったので何が良い物はないかと探していて見つけたものです。今まで水中ライトと言うのは通常のライトと違って防水性能を問われるので結構高いものが多かったのです(我々プロダイバーが水中ガイドに使うレベルのものだと大体2~3万前後はしました)昔はハロゲンライトが主流でしたから(消費電力が多いため)バッテリーも大きくどうしてもボディーが大きくなってしまう。大きくなれば当然水圧の掛かる面積も増えるので防水機能も大がかりになると言う悪循環です。しかも電力消費が激しいのでバッテリーの持ちが悪い。
ところがライトも高輝度LEDが主流になり(LEDだと消費電力が少ないのでバッテリーも小型でき、当然ボディーも小さくて済む)そして大量生産により値段もとても安くなって来ました。大体5~6千円で手に入るのです(しかも昔のライトよりとんでもなく明るい!)
このWK20Sは何とAmazonで4299円!安っす!そして小さい!余裕でBCのポケットに入ります。( 2021.4.21日現在のAmazonの状況 )
光量調整は4段階でLowで60LM(LMはルーメン。明るさの単位です)Mideumで350LM、Highで1000M、なんとMAXで2000LM !!
2000LMは陸で人に向けて照らしたら気分を害されるくらいの明るさです。この明るさで150m防水のライトが4299円で手に入る時代が来るとは!長生きして良かった・・・
水中でガイドライトとして約1年使用しましたが明るさ的には全く問題ありませんでしたが気になる点もありました。一つはスイッチです。
WK20Sはご覧の通り磁気プッシュスイッチです。磁気スイッチとは磁石の力で内部のスイッチを操作するもので、外部と内部が完全に遮断されていますので水没の心配がありません。このスイッチで1~4回押して明るさを切り替えます。メモリー着きですので前回消した時の明るさで次回は点燈してくれる所もお気に入りです。
しかしながらこのスイッチの重さが軽すぎるのです。使う前には「このバネ圧だと深い所では水圧で押しっぱなしになるのでは?」と心配した程です。
実際には40mくらいではスイッチが押される事はありませんでしたが軽すぎる故に何かのはずみでBCの中で押されてしまって付きっぱなしと言う問題がありました。そこで出来たらスプリングを交換したいと思いばらしてみましたところ。。。
この様な部品構成になっていました。右のスプリングを強いものに変えれば解決なのですが、やはりそこは外国製。JIS規格のものではネットでも同サイズの物を見つける事が出来ませんでした。で、苦肉の策が次の写真です。
スイッチの隣にスイッチより高くなる様にクランプを巻き、ポケット内で何かに押されても点燈しない様にガードしました。見た目は悪いですがこれでポケットの中で付きっぱなしと言う事故は1度もありませんでしたので良しとしています。
次に気になったのは点燈時間です。
カタログデータではLowで20時間、Mideumで6時間、Highで2時間、Maxで1.5時間、となってます。水中で生物を見せるのに2000LMも必要ありませんから通常私はHighの1000LMでガイドしています(それでも十分な明るさです)データ的に見れば1ダイブ45分として1日2ダイブはガイド出来る計算なのですが(電池のヘタリもあるのでしょうが)2本目の途中で若干明るさが不安定になる事がありました。このライトは18650型の3000mAhが使われています。
今は3600mAhなんて言う容量の物もありますのでそれに変えるのもありかと思いましたが、それでも倍になるわけではないので3000mAhを二本用意して交換して使っているのですがたまに入れ替えるのを忘れて潜ってしまう事もあり「もう一本買って最初からBCに入れておこうか」と考える様になりました。
ですが同じ物を2本買うのもなぁと思っていましたところ、この3月にDL30と言うのが新商品が発売されました!
これです(さっそく買っちゃいました。Amazonで5999円でした)( 2021.4.21日現在のAmazonの状況 )
これは電池が21700型(ちょっと太い)で容量なんと5000mAh ! しかも明るさはLowで350LM(5時間52分点燈)、Mideumで1300LM(2時間9分点燈)、Maxでなんと3600LM(1時間28分点燈)と言う優れもの。(MAXだと車のヘッドライト位明るいです)
DL30はヘッドの部分も分解できる様になっています(理由は不明。耐圧深度が100mになっているのはここが原因かも知れません)
大容量になったのに大きさがコンパクトに!(電池が太くなったので持ち手部分は太くなりましたが全長がかなり短くなった)上がDL30で12×4cm 199g、下がWK20で15×4cm 185g です。(カタログではそうなっていますが実物を測ると正確な長さはDL30が11.6cmでWK20が14.5cmでした。いずれにせよ手のひらに収まる大きさです)
バッテリー自体がこの位の太さの差がありますので本体が太くなるのはしかたありませんし、むしろ全長が短くなってくれた事の方が水中ではメリットが大きいです。
しかもDL30はスイッチが磁気リングスイッチ!
これでもうBCの中で不意に点燈する心配が無くなりました。回す強さも重くなく軽くなく、絶妙な力加減で良い感じです。このあたりもWK20から色々現場の意見をくみ上げ改良がなされたのでしょう。企業姿勢に好感が持てます。
照射角の違いを撮ってみました。上がWK20で下がDL30です。(明るさの違いはカメラがオートで絞ってしまうので参考にならないと思います)WK20の方が照射角が狭く、ガイドとしてピンポイントでマクロ生物を見せたい時にはこちらの方が都合が良いと思いました。一方のDL30は若干照射角が広めですがそんなに違いはありません(明るさは段違いですが)
写真では分かりませんが光の色味が違いました。WK20が真っ白なのに対してDL30は若干黄色い光(良く言えば優しい光?)でした。
これから買おうと思われる方にはぜひDL30をお勧めしたいと思います。明るさ十分でコンパクトですしナイトダイビングのメインライトとしても十分使える堅牢な代物です。初心者の方でダイビングをもっと楽しみたい方、ダイビングライト一本あるだけで楽しさが倍になりますよ。(透明度の悪い時に迷子になったりした時には有ると無いとでは安全度が100倍違うと思います。もし迷子になった時にライトを振って合図してくれたらインストラクターは100倍速く見つけられます)
もうすぐ本格的ダイビングシーズンに突入です。ぜひ一本いかがでしょうか。
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GWにOWD講習を受けてみようかな?とお考えの方。まだ間に合います。ぜひお問合せ下さい。
5月2~4日、ファンダイブツアー募集中です(ライセンス保持者に限る)宜しくお願いします。
5月5日、EFR講習(緊急救命講習)開催決定。ダイバーでなくても受講できます。ご家族お誘い合わせの上ぜひご参加ご検討下さい。
5月8~9日、串本、南部、4ボートツアー、若干名空きあります。お問合せ下さい。
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