トルコ地震に義援金寄付をしました

私達がホームとしてダイビングしている串本町はトルコのメルシン市及びヤカケント町と友好姉妹都市の締結をしています。

なぜまたトルコと?と不思議に思われた方もいらっしゃるかも知れませんが実は全国的にはあまり知られていない美談が隠されているのです。

(詳しい事はこちらの串本町のHPに書かれていますので時間のある方は読んで見て下さい→ 串本町HP

要点をお話しますと1890年にトルコの軍艦「エルトゥールル号」が串本沖で嵐に会い現在の串本町紀伊大島樫野崎灯台付近で沈没してしまったのですが当時の町民が懸命の救助活動を行い69名の尊い命を助ける事が出来たのです。

(この史実は2015年に日本トルコ合作映画にもなり全国ロードショーもされています。→「海難1890」のHP )

これを当時のトルコが大変感謝され友好姉妹都市の締結に至ったわけです。

所が美談はこれで終わりません。なんと1世紀近くも後年の1985年イラン・イラク戦争のさなか当時のサダムフセイン大統領が「今から48時間後に、イランの上空を飛ぶ飛行機を無差別に攻撃する」という声明を発表しました。イラン国内に居た日本人215名は取り残され、あろうことか当時の日本政府は「安全が確保できない」との理由で救助活動を見送ったのです。結果、空港で途方に暮れる215人が放置される事になりました。

しかしその時に手を差し伸べてくれたのがトルコです。トルコはすぐさま日本人救出の2機の飛行機を差し向けてくれて無事邦人全員が国外に逃れる事が出来ました。当時の政府もマスコミもなぜ助けてくれたのか分からなかったのですが後日トルコ大使の「エルトゥールル号の恩を返したまでです」との発言により真意が明らかになったのです。トルコではエルトゥールル号の話は教科書で習うそうです。

それほどまでに親日国であるトルコが今地震により大変な被害に合い、しかもこの寒い冬に家を失った人達がどんなに辛い思いをしているか想像しただけで心が痛みます。

阪神大震災の死者数は6434名、あの東日本大震災は15900名でした。今回のトルコの死者数は今日現在で31643名と発表されています。いかに甚大な被害なのかこの数字を見ただけでも分かります。

微力でも良いから何かしてあげたいと思った結果今回はとにかく寄付をさせて貰おうと思いました。普段寄付などは偽善ぽくて嫌なのでやらない主義なのですが流石に今回は「やらない善より、やる偽善」と思いましたので。

テレビのニュースを見て子供達も協力すると言ってくれて貯金箱からめいめいお金を出してくれたので10571円と言う半端な数字になってしまいましたが嬉しくて泣けました。

私は日赤を通じて寄付を行いましたがトルコ大使館でも国連でも義援金窓口を設けています。

トルコ大使館窓口

国連窓口→ UNHCR

ちなみにgoogleで検索すると「ユニセフ」と言うのが一番上に出てきますがあれは広告です。しかもあれは「日本ユニセフ」です。「日本ユニセフ」と「ユニセフ」は全くの別物で日本ユニセフはあのアグネスチャンがやっている非常にうさん臭い団体なので注意しましょう。貴方の善意がアグネスチャンの豪邸に消えてしまうのがオチです。

私が日赤を選んだのはカードで募金出来たからです。人の善意の寄付に銀行が振込手数料を取るのが納得行かなかったからです。この辺の事は銀行さんも考えて頂きたいと思う所です。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

最近の記事

PAGE TOP