石垣島へマンタに会いに行こうツアー・・・Part 2/3

二日目です。もう石垣島は梅雨入りしていますのでお天気自体はあまり良く無かったのですがそもそも沖縄の梅雨は内地のそれとは違い一日中ずっと降り続いている、と言う様な事も無く、降ったり止んだりの繰り返しでたまには晴れ間も見えると言う感じです(雨粒も内地とは違いほぼ霧雨の様なものなのでこちらの人は傘を差しません。濡れても温かいのですぐ乾きますしね)ちょっとでも太陽が顔を出すと海も本来のブルーを取り戻して綺麗です。

この日は石垣島を離れ黒島まで遠征して来ました。道中多少風波はありましたが島影に回り込んでしまえば大丈夫です。それよりこの透明度を見て下さい。

飛び込んだ途端に透明度30mオーバーです。ニヤケ顔が止まりません。

泳ぎだしてすぐにウミガメ君がお出迎え。黒島付近は非常にウミガメが多い海です。

いつもは群れていますが、何故か単体で泳いでいたカスミチョウチョウウオ。逆目玉焼きに見えます。人によっては白い所の模様が北海道に見える、と言う意見も。

この辺りの透明度は30mでは効かないですね。

良くこう言う壁際で群れているノコギリダイ。いつもこの魚を見ると「背中がちょっと傷んでるな」と思ってしまう。

ノコギリダイを見ながらコーナーを曲がると・・・

物騒な顔の親分が居ました。ゴマモンガラです。この個体はまだ少し若かったですがもう一回り大きくなったのが7月位から繁殖期に入り雄が巣作りを始めます。砂地に小石を集めて丸いサークルを作り砂を平に均します。その時期にはこの魚に近づいてはいけません。白目向いて噛みついて来ます。ヤバいです。歯が鋭いです。流血騒ぎになります。私は絶対に近付きません。

シャコガイ撮影中。

ヒメジャコガイは外套膜の色がまるで星空の様に美しく、見る者を魅了します。

岩陰でひっそりとホバリングしているのはアオギハゼ。いつもお腹を上にして天を仰ぎ見ているのでアオギハゼです。和歌山にも居そうな気がしますがまだ発見されていません。

抜群の透明度を堪能してからエキジットです。

2本目は同じく黒島です。次のポイントへ向かおうと船で移動し出した時にそれはやって来ました!

赤い矢印の所に何か見えるの分かりますか?

アップにして見ましょう。

これです。これ実はマンタのお尻にある垂直尾翼のヒレです。

そうここ黒島は冬の間水面でプランクトンを捕食にやって来るマンタを見る事が出来るポイントでもあるのです。時期的にはもう終わっている頃なので期待はしていなかったのですが思わぬサプライズに全員大興奮ですぐに飛び込みます。

で、撮れたのがコレ↓

少し遠い写真ですがお客様は肉眼でもっと近く見れたとの事です。ラッキー!

1本目の場所から1kmほどしか離れていませんので透明度も変わらず30mオーバー。

入ったらすぐ下をウミガメが泳いで行きました。

壁の穴にはゴシキエビ。内地ではイセエビが主流ですが沖縄ではコイツの方が多く、逆にイセエビはレア種です。成長するとイセエビより2回り以上大きくなり3㎏を超す大物も見かけます。

それにしても水が綺麗です。

遥か向こうのダイバーまで見えています。水中でコンパスなど一度も見ませんでした。

トンネルの中に入って外を見ると本当にブルーが綺麗です。

トンネルと言っても頭上部は空いていますので上から光が差し込んで来てなんだか神々しい写真になりました。

外に出たらまた先ほどのカメさんに遭遇。そのまま行っちゃうのかなと思ったら・・・

穴の中に顔を突っ込んで何か食べています。甲羅の後端がギザギザしていますね。アオウミガメの子だと思っていたらタイマイの様です。あまり大きくならない種です。

至近距離でいっぱい撮影させて貰ってエキジットです。

3本目のポイント、黒島の北側に回って休憩中、つかの間太陽も出てくれて水が青く光りました。

ここは真白な砂地が広がる綺麗なポイントで80本(+2)記念ダイブに相応しい場所でした。T様おめでとう御座います。

真白な砂地を泳いで行くとポツン、またポツンとサンゴがあって癒される景色が広がります。

ひとつのサンゴを撮影したらまた次のサンゴまで泳いで行きます。

これはサカサクラゲ。どんなに持ち上げてやっても逆さまに泳ぐので結局水底まで沈んで行ってピコピコしている変なクラゲです。

一番はずれの根はとても大きな根でそこまで行くとツバメウオが群れています。

ツバメウオは一匹一匹が座布団くらいのサイズの魚なので群れると中々迫力があります。

群れの形も刻一刻と変化しますので何枚押しても飽きる事がありません。

ここだけでも何十枚もシャッターを切りました。

根の下の方の砂地にはオドリハゼが居ました。これも極稀に串本で見かける事もありますがかなりレアです。

入った時は若干白っぽく濁りがありましたがダイビング後半になるに従って段々と水が綺麗になって来ました。

最後は船の近くの根に群れているスカシテンジクダイを撮影してエキジットです・・・が、

浮上のサインを出しても名残惜しくて中々上がって貰えませんでした。笑

夜はお勧めされた「まだんばし家」へ。ここは私が居た頃には無かったお店で初めて行きました。(夜と言ってもまだまだ明るいですが。石垣島は内地よりずいぶん西にありますので日が暮れるのが遅いのです。真夏は20時位まで明るい!のですよ。その分朝は暗いけど。大体東京とは30分くらい時差があります)

何を食べても料理は美味しかったですが特にこのマグロのお寿司が美味しかったです。(思い出したらまた食べたくなって来た・・・)

長くなりましたので今回はこの辺で。

→ Part 3に続く・・・

  1. キャンドルテールゴビー
  2. 潜降するダイバー

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