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連日の雨と強い南風のせいで海は大荒れ、透明度は悪い、といった厳しいコンディションが続いています。
それにしてもこの雨一体いつまで続くのでしょうか?今年は梅雨が二度ある様な天気ですね。そうこうしているうちに秋雨前線が始まったりして・・・。なんとも憂鬱になってしまう今日この頃ですが。こんな時は逆に海の中に逃避しましょう!水面は荒れていますが潜ってしまえば大丈夫。雨に濡れるのは嫌なものだけれど海の中に入ってしまえば雨なんて降ってません!
透明度が悪いのは少し残念ですが岩の割れ目を覗くとイセエビがぎっしり。10匹以上いました。透明度が悪いので太陽の光の差し込みが減り暗くなったので普段はもっと奥に居るのが出て来ている様子です。甲殻類は夜行性なので暗くなった方が活発に活動するのです。甲殻類の写真を撮るにはベストなタイミングと言えます。
大きなテングダイがいました。少し濁った水のお陰でなんだかロマンチックな写真になりましたね。
タテジマキンチャクダイです。
横縞なのになんでタテジマ?と言う声が聞こえて来そうですが魚の学名は全て縦横が逆になっています。なぜかと言うとダイビングと言うスポーツはまだ歴史が浅く、昔の学者さんが学名を論じた時にはまだありませんでした。つまり多くの学者さんが生のフィールドで(この場合は水中になりますね)生きた魚を観察する機会はほとんど無かったのです。
現在はダイビングが盛んになりデジカメも多くの人が持つ様になり、魚のフィールド写真を見れるのが普通になりましたが、昔は魚を観察する大多数の手段は吊り上げられたものだったのです。ここまで言うと勘のいい方ならもうお気づきかも知れませんね。そうです吊り上げた時に縞模様が縦になっているものを「タテジマ」としたのです。ですから魚の学名は縦横が逆になっているのです。面白いですね。
水温の上昇と共にキンメモドキの群れが増えて来ました。
そして今回特筆すべきなのは「カゴカキダイ」です。相当数が増えて来て大きな塊になっています。
魚自体がカラフルなのでどこからどう撮っても絵になります。
この雨が止んで透明度が戻ったら最高の撮りごろになりますね。
今が旬のカゴカキダイ。ベストショットを狙うなら今ですよ!
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