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梅雨に入り、去年の様に毎日雨が降るのかと思いきや意外にも晴れが続いている今日この頃です。そんな梅雨の合間を縫って串本にファンダイビングに行って来ました。
メイチダイです。今年は水温が中々上がらない印象でしたがここに来てやっと20℃に乗って来ました。沖のボートポイントでこれなら講習を行うビーチなら22℃くらいあるのではないでしょうか。もうウェットで講習しても寒くないですね。
ホタテツノハゼのペアです。よく見ると顔の所に角が生えているのが分かると思います。そして背鰭が帆を立てている様に見えるのでホタテツノハゼなんですね。帆の色も金色と銀色がありお目出たい事この上ない。ちなみに左側の大きな方がメスで右側の小さい方がオスです。
もう少し大きく撮りたいと思って息を殺して近づいたのですがオスの方が巣穴に引っ込んでしまいました。この手のペアで居てるハゼはいつもオスが先に逃げ込んでしまいます。ハゼの世界でも男の方が小心者が多いのかも知れません。
串本では定番のニシキウミウシです。ウミウシカクレエビは付いて居ませんでした。
ムラサキウミコチョウと言うウミウシです。機嫌が良いとクリオネの様にフワフワと泳いでくれる事もあります。クリオネは白いので妖精と比喩される事がありますがこちらは紫の羽をヒラヒラさせて舞い踊りますので浅田真央さんと言う感じです。
岩陰ではウツボがエビにクリーニングされて気持ちよさそうです。
お掃除してくれていたのはこの子、アカシマシラヒゲエビです。
同じく岩陰にひっそり隠れていたのはハナゴンベの子供です。何度みてもうっとりするぐらい綺麗な魚です。これはかなりレアです。この海域にはこの一匹しか居ません。恐らくもっと深い所にいたのが迷い込んでしまったのでしょう。通常ハナゴンベと言う魚は警戒心が強く、暗い隙間等を好む魚なので撮影にはえらく苦労する事が多いのですがこの子は比較的撮りやすい位置にいてくれ、しかもあまり奥に引っ込んだりしないので非常に嬉しい個体です。いつ居なくなるか分かりませんのでこの美しい個体を撮影してみたい方はお早目にリクエストして下さいね。
二匹のウミウシが写っています。左側の白いのがキイボキヌハダウミウシ、右側の赤いのがニシキウミウシです。違う種類のウミウシなのにくっついて何をやっているのでしょうか?もう少しアップにして見ましょう。
あっ!ニシキウミウシが食べられてる!
そうなのです。キイボキヌハダウミウシは他のウミウシを食べちゃう捕食者なのです。しかも後鰓類(こうさいるい)と呼ばれる体の後ろの方に鰓(えら)を持つ種類のウミウシを好んで捕食します。平たく言えば共食いですね。
綺麗な模様で色も良いのですがこの性格が災いしてダイバーのアイドルになり損ねている様です。
こちらはまた金色が福々しい魚、マツカサウオです。金色のボディーに黒い鱗淵のせいでまるで小判見たいですね(ありがたや~)
前の方か見るとこんな感じ。結構トゲトゲしています。マツカサウオはあまり外を泳がずに岩影やサンゴの下等にじっと隠れている臆病な魚です。目の下の所に発光機関があり、夜真っ暗な海でナイトダイビングしていると薄緑にボヤっと光っているのを見ることが出来ます。
上を見上げると、お!あのシルエットは間違いなくカメ!どうやら水面に息継ぎに上がって行った様で、また降りて来てくれそうな感じだったのでしばらく下から見て待っていると・・・
やっぱり下りて来てくれました。
いやぁ~可愛いなぁ!共食いもしないしアイドルの自覚ばっちりです!
カゴカキダイの群れも水温の上昇と共に少しずつ増えて来ました。
アオリイカの産卵行動には会えませんでしたが産みつけられている卵塊は順調に成長しています。
ライトを当ててみると中のイカの赤ちゃんを見ることが出来ます。小さいクセにもうイカの形をしていますね。
一匹だけスダレチョウチョウウオが泳いでいました。串本にも居るんだなぁ。。。
岩陰で小魚を狙うハナミノカサゴ。
今、このポイントは無数のソラスズメダイの群れが熱いです。綺麗なのでぜひ動画をご覧ください。
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