串本ファンダイビング(春濁りのメカニズム)

ファンダイビング船の上

天気も良くダイビング日和でした。

水中のダイバー

天気は良かったのですが水中はご覧の透明度。。。

これは海況が悪いわけでは無く、いわゆる「春濁り」と言うヤツです。

陸上では夏場に植物が茂りますが、実は海の中で海草が繁茂するのは冬の水温が冷たい時期なのです。冬の間に茂った海草が実を付け、その実は海草本体から切り離され海の中を漂い次の場所に根付いて行きます。

実を切り離した本体はその後水温が上がるにつれてだんだんと海水中に溶けて無くなってしまいますが、そのミネラルいっぱいのエキスのせいで透明度が一時的に悪くなってしまう事を「春濁り」と言います。

ダイビングするには透明度は良い方が嬉しいですが、このミネラルいっぱいの海水はそこに住む小さな生き物達の大切な栄養源となり、小魚やまだ小さい稚魚の餌となり夏場に向けて魚影が濃くなっていく・・・と言う自然の壮大な循環の大切なプロセスとなっていますので本当はとても良い事なんですね。

ダイビングは自然の営みを感じられる素晴らしい趣味ですのでそう考えると春濁りも「残念」ではなく「貴重な体験」として楽しめますね。

水中のダイバー

またその海草を食べに出てくるウミウシなどが増えますのでウミウシファンにはたまらない季節でもあるわけです。

ツブツブコイボウミウシ

ツブツブコイボウミウシです。

フタイロニシキウミウシ

フタイロニシキウミウシです。ニシキウミウシの色違いバージョンかも知れないと言う説もありますがはっきりした事はまだ研究が進んでいません。

ピカチュウウミウシ(ウデフリツノザヤウミウシ)

黄色い体に黒いアクセントが綺麗なウデフリツノザヤウミウシです。

ダイバーの間では「ピカチュウウミウシ」の愛称で親しまれています。この写真は体を伸ばしていますが時に丸まっている事があり、その時は本当にピカチュウにそっくりで可愛いんですよ。

ニシキウミウシ

こちらがニシキウミウシです。

干物定食

お昼は干物定食が美味しいと評判の「おざきの干物食堂」へ。写真は「さばみりん定食850円」です。ごはん、みそ汁はお代わりも出来ますので安いと思います。味は確かに美味しかったですが注文してから焼きますのでちょっと時間は掛かりましたね。

お土産屋

干物屋さんが経営していますのでお土産の干物も豊富で良い感じです。

水中景観

二本目は「備前」と言うポイントへ。透明度は変わらすでした。

キビナゴの群れ

キビナゴの群れに巻かれました。栄養たっぷりの水でみんな元気です。

アカハタ

アカハタです。中々のサイズです。

オオモンカエルアンコウ

オオモンカエルアンコウです。( 色々なカエルアンコウの写真 )前回見た時より一回り大きくなっています。ずっと同じ所に居てくれてガイドする方としては助かりますが、大きくなって来たのでそろそろ何処かへ移動してしまうかも知れません。

サガミミノウミウシ

なんだかカラフルな海草みたいですがれっきとしたウミウシでサガミミノウミウシと言います。滅多にお目にかかれないレア物ですね。

セナキルリスズメダイ

背中に一本黄色いラインが鮮やかなセナキルリスズメダイです。

オトヒメエビ

岩の隙間に身を潜めているのはオトヒメエビです。紅白のお目出たい色のエビですが甲殻類は夜行性ですので昼間はこういう岩影に居て出て来てくれません。

濁りはありましたが生物は色々と賑やかでとても楽しいダイビングになりました。参加して頂いたメンバーの皆さんありがとう御座いました!


さて季節も変わり段々と夏に向かって海の中も変わり始めました。

今年ダイビングを始めたいと思っていらっしゃる方、まだGWにも空きがありますのでぜひお問合せ下さい。お待ちしております!

  1. テングダイ
  2. 潜降するダイバー

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

最近の記事

PAGE TOP